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「やあダイアン、突然だが海外ドラマにハマっているかね?」
今回は映画からちょっと離れた、けど無関係ではないテレビドラマについて。
むこうのドラマのなにがおもしろいって、やっぱ「観始めると止まらない!」ってあの中毒症状でしょうなぁ。
「24」は脚本家に「何分のところで絶対びっくりさせて終わるように書け」って命令が下ってるそうだし、「LOST」は謎また謎の上塗りで、結末考えてるのか?って訊きたくなるぐらい。
私のおすすめは、一見奥様向けメロドラマなのにやたら殺人や失踪の起きる「デスパレートな妻たち」です。
でも今回書かせていただくのは約15年前に大ヒットした「ツインピークス」。
なんてったって珈琲特集だもの!
珈琲と聞いて映画的に考えても、真っ先に名前が浮かぶのは生粋の変人にして奇才・デイヴィッド(このカタカタ表記はお間違えのないように!)・リンチでしょう。
といっても、作品全てに珈琲を飲むこだわりのシーンがあるのか?と聞かれるとそうでもなく、むしろ『マルホランド・ドライブ』でエスプレッソをハンカチの上に吐き出すシーンなんかがあるんだけど、なにせリンチご自身がエスプレッソ・セットやらリンチ・コーヒーなるコーヒー豆まで売り出しているせいもあって、映画会の珈琲王といえばやっぱりリンチなのだ。
(詳しくは滝本誠著「コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチはいかが」を!)
そしてリンチ、珈琲…とくれば先述の「ツインピークス」は無視できない。
田舎町ツインピークスで発見された、女子高生ローラ・パーマーの”世界一美しい”死体。
その捜査でやってきたのが主人公、ゲイル・クーパー捜査官。
演じるのは当時大人気だったカイル・マクラクラン。
今観るとなるほど、このクーパーってキャラクターには世の女性に「カワイイ〜!」と言わせてしまう、なんともほのぼのしたエキセントリック感があるのだ。
殺人の調査で来たにも関わらず、地元住民がうんざりしている田舎の風景にいちいち感嘆し、田舎のダイナーで何時間か前に煎れたであろうブラックコーヒーを絶賛、「ダイアン聞いてくれ。
この町は最高だよ!」と毎回、無線でダイアンなる人物(ドラマには終始、姿が出た事はない)に目を輝かせて報告。
そして地元の警察署に行けば、もちろんそこにあるのは…みなさんお分かりですよね?
アメリカの警察といえば珈琲とドーナツですよ!
ツインピークス署では毎日、受付嬢のルーシーがテーブルの上にこれでもか!とドーナツを並べてくれてます。
たまにあるピンク色のコーティングのドーナツ(「ザ・シンプソンズ」のホーマーが好きなやつね)は置いといて、プレーンドーナツとブラックコーヒーの取り合わせは数少ない「おいしそうに見えるアメリカの食べ物」ですね。
ケーキはほとんどエグいもんね。
ちなみにこのドラマのブームを知る人なら必ず思い出すのが、日本でも起こったチェリーパイブームでしょう。
確かに行き着けのダイナーでクープ(クーパーの愛称。後半からハリー巡査部長がそう呼ぶ)が絶賛してましたが、全編通して観るとやっぱり印象に残るのはドーナツです。
ブーム当時、高校生だった私は地上波での放送でどっぷりハマってました。
当時もそれなりに出演者の事を調べたりしたもんですが、DVD化されて15年ぶりに観ると出演者の豪華さが微妙ながらも逆に新鮮。
「X-Files」のモルダーがここでもFBI捜査官(ただし女装愛好家の)役だったり、「24」のジャック・バウアーが劇場版『ツインピークス/ローラ・パーマー最後の七日間』でやはり捜査官役だったり、後のドラマブームの立役者がそろい踏みなのも興味深い。
捜査官役といえばリンチ自身も難聴の捜査官役としてお目見えしてます。
けど個人的には後半出てきたビリー・ゼインに一番びっくりした!
誰だこの北村一輝にそっくりな奴は!?
と思ったらビリー・ゼイン!『タイタニック』でケイト・ウィンスレットの嫉妬深い婚約者役として全世界の女性から「死ね!」と言われた(たぶん)あの彼です。
おっと忘れるとこだった。
最後に珈琲にまつわるトリビアを。
日本のメディアがこういうブームに悪のりするのは今も変わらないけど、「ツインピークス」ブームの際にはなんと缶コーヒーのジョージアがコラボCMを作っていたのです。
クミコという女性の失踪事件を調べるために日本にやって来たクープ…という設定のドラマ仕立てでたしか3,4本作られてたはず。
これは最近出たDVD-BOX(セル版のみ)の特典映像に収録されてます。
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*エスプレッソセットは100台限定でもちろん完売。
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